血液型不適合妊娠 2022.11.132022.11.12 産科 血液型不適合妊娠 定義 定義:母体と胎児の血液型が一致しないこと 病型 ①:Rh式血液型が一致しない Rh不適合 妊娠②:ABO式血液型が一致しない ABO不適合 妊娠がある。 Rh不適合 妊娠の方が臨床的に問題になりやすい。 困ること 母体内の抗体が胎児に移行し、胎児赤血球抗原に反応して 胎児溶血 をきたすと、①:妊娠中の 胎児貧血 に進展する恐れがある。②:出生後の 重症黄疸 に進展する恐れがある。 ①:Rh不適合妊娠への対応 母体体内における 抗赤血球抗体 の有無の確認 → 間接Coombs 試験①陽性の場合(= 抗体 がある場合) 胎児貧血 の管理が目的となる。存在を推定するため、検査として 中大脳動脈血流速度 を測定。存在が推定されたら、治療として 胎児輸血 をおこなう。②陰性の場合(= 抗体 がない場合)母体に抗体を作らせないことが目的となる。治療として妊娠28週と分娩後に 抗Dヒト免疫グロブリン を投与する。母体内に Rh+赤血球 が流入した際に、これを母体が認識する前に破壊する。 ②:ABO不適合妊娠への対応 未執筆 Back to Course